鹿児島県議会 2018-06-04 2018-06-04 平成30年第2回定例会(第1日目) 本文
硫黄山の噴火活動に伴い、四月下旬以降、川内川上流の宮崎県の長江川において、強酸性化や、環境基準値を大きく上回るヒ素、カドミウム等の重金属類が検出されるなど、水質の悪化が確認されました。また、伊佐市や湧水町などの川内川上流域では、白い濁りと魚の大量の死骸の漂着が確認されたところであります。
硫黄山の噴火活動に伴い、四月下旬以降、川内川上流の宮崎県の長江川において、強酸性化や、環境基準値を大きく上回るヒ素、カドミウム等の重金属類が検出されるなど、水質の悪化が確認されました。また、伊佐市や湧水町などの川内川上流域では、白い濁りと魚の大量の死骸の漂着が確認されたところであります。
しかしながら、土壌の強酸性化や春先の天候不順等の不可抗力の要因により、一部の地域において工事が遅延し、補償が生じる事態となり、農家を初め関係者の方々に多大な御迷惑をおかけしているところであります。
これは強酸性化の水を改善するというのが目的なように自分では受けとめておりますけれども、どういうふうな目的で行われて、総事業費はどのくらいかかるのか、また、水質改善効果の見込みと、今後の事業の進め方についてお伺いいたします。
採掘が招いた人災だ、松川、米子川の水が酸性水なのは廃坑となった鉱山から出る水のためで、廃坑の処理を怠った国の怠慢が原因である、現に、上流が火山帯であっても鉱山の開発が行われなかった沢の柞沢川、淵ノ沢川、鎌田川及び米子川の支流に当たる北の沢川、また須坂鉱山のあった鮎川上流の宇原川等にイワナ、ヤマメ等の陸封性の魚類が生息しているのは、昔は須坂、上高井地方の河川が清流であった証明である、松川、百々川の強酸性化
そして、「松川、百々川の強酸性化は長い年数にわたっての硫黄開発のためであると原因が明確である以上、これをもとに戻すのは国の責任であり、鉱山の開発や稼働中の指導監督は一切通産省が行うもので、原状態に復するよう義務づけられているはずである。よって、廃坑をそのままにしておくことは許されない。何らかの方法で坑道を充てんする方策を国に要求していくべきである」と情熱をもって語っておられました。